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2006.08.05

プチ講義@ランチ

遠いのにたびたび足を運ばんでくださっている
初対面の時からとても気さくな某市保健所のワーカーさん。

昨日、喫茶に行った際お会いしてご一緒して
お昼と食べつつたくさんお話をうかがって。


精神科特例がなくなる経過措置中で、
一般病院と看護基準が同一になるに当たって
職員を増やすか病床を減らさざるを得ない、
という話。

病院によっては今も昔ながらの病院がある、
昔は治療ができず私宅監置をし、
裏山に穴を掘って檻をつけて隔離していた病院もあった、
それでも病院に入れるのは金持ちだけ、
という話。

廊下に並んで寝転んで患者さん1人1人に順番に
ES(電気ショック療法)をしたということもざらにあった、
ロボトミー(前頭葉切裁術)は効果が疑わしい、
という話。

今はこうして治療も確立してきているけれど
昔は治療する術がなかった。
非人道的だと言われているこれらのことも
そうせざるを得なかった背景がある、
という話。

訪問について質問したところ、
家族はウソも方便という手を使うよう頼むことがあるけれど
ちゃんと本人に保健所の人がくると
伝えておいてもらうよう注意をしている。

親子で妄想があり、親の同意がなかなか取れなくて
医療保護にも市長同意にも運べず
本人入院のためとても苦労したことがある、
という話。


などなど。
ものものしい話もあり...

それを聞きながら食事をしていたワタシも
我ながらスゴイ、と思ったけれど。。。


さすがベテランの保健所ワーカーさん!
歴史的な話、地域での話と実に内容のあるお話で
まるで講義を聴いていたよう。

おそらくワタシがワーカー業務はまだまだ未熟で
ちょうど今、相談室で研修をしているという話をしたので
いろいろ教えてくださったのかもしれない。

でも、そんな話をしたら
「ワーカーなんてコレ(口)ばっかだょ。あははー!」
ですってw


そんなおおらかで
利用者さんと二人三脚という感じの
とても尊敬できるワーカーさん。

これからもお世話になります。


またお話が伺える機会があるといいな。



へなちょこがちゃぴん。に愛の手を...!
ポチッとしていただけると励まされますぅ(◕ฺ∀◕ฺ)..+*

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コメント

がちゃぴんさんは、真面目だから
いろいろ背負い込むと、自滅してしますよ。
自滅して、ワーカーを辞める人もいました。

その人は、精神障害者の可能性を信じている人でした。

現実と福祉的な立場から言う「理想」とのギャップに
折り合いがつかなかったようです。

口だけの方が、楽だとおもいますよ。

投稿: 当事者 | 2006.08.05 16:08

長くワーカーさんをやっている人は、制度の谷間、本音と建前の間をぐるぐる行きつ戻りつして、それでもなんとか寄り添い続けているみたいですね。自分は本で知る限りですが。

先日がちゃぴん。さんが投げかけていた仕事上の理想と現実の問題もそうだとおもいます。こういう仕事に入ってくる人は、特に最近自分も含めてですが、自分や身近な人が当事者でその延長で何とか力になりたいと思ってくる理想の高い人が多いから、それはすごくいいことだと思うのですが、壁やギャップにぶち当たっても、大局的にみたとき、これが一番と言うような割り切りをしながら、ご自身を追い詰めずに力になってほしいなと思います。

投稿: なんちゃん | 2006.08.05 20:43

内容と少しずれましたが、TBさせていただきました。今、精神科特例がなくなる経過措置中だったんですね。(私は今休職しているので初めて知りました…)

私たちの仕事って、自滅(?)する可能性は確かに高いですね。
他の仕事をしていたら向き合わなくて良かった自分の嫌な部分に直面したり、心がつぶされる思いをしたり、辛いことはありますよね。
でも、それを踏まえてでもこの仕事を選んで、人に【出会ってしまった】以上、その人の人生に【寄り添って生きる】以上、たとえ自滅してでも自分「を」生きるためには仕方ないんですよね。

テキトーに仕事できたらどんなにいいだろうと思うけど、それができないから揺らぐのかな、なんて思いました。自分に置き換えて考えてみました。

尊敬できるワーカーさんに出会えてよかったですね☆これからもお互い「ワーカーで居続ける」「ワーカーになっていく」ことができますように。

投稿: いちる | 2006.08.09 16:13

○● 当事者さん ●○

理想と現実のギャップって大きいんですよネ...
でも。ワタシはそこまでマジメではなくて。
いい加減なところもあるのでなんとか続いています。
でも、確かに考えさせられます。

投稿: がちゃぴん。 | 2006.08.11 15:12

○● なんちゃんさん ●○

なんちゃんさんがおっしゃるとおりで、
その延長上にあるからこそ、
壁にぶち当たってそれを超えるのが
大変だったりしますネ。
自分をだましだまし続けている感じで。
今のところ、都合よく割り切ってはいますが
難しいですよネ...

投稿: がちゃぴん。 | 2006.08.11 15:14

○● いちるさん ●○

そうですネ。ゆらぎながら辛さを感じながらも
結果として相手のために立てていることを思えば、
割り切ったりごまかしながらも
それを励みに続けていける気もします。

ワーカーで居続ける、良いワーカーになれるよう
もう少しがんばってみます。

投稿: がちゃぴん。 | 2006.08.11 15:18

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受信: 2006.08.09 15:57

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