2006.08.17

Turning Point プロローグ - 願い -

以前、ホームページにて
この仕事を志した動機を公開していたのだけど。
同じ職場の方やリアル知人の方が見てくださるようになり、
人によっては偏見を持たれたり、
同情をかいたいのではと快く思わない人もいるかと思い、
いつしか公開するのをやめていて。
先日、ある方からコメントをいただいたのをきっかけに、
動機のことを隠している自分自身が
一番偏見を持っているのでは
と、後ろめたさや葛藤があることに気がついて...
いろいろ考えた上 、
このブログで公開することに。
決して、 同情をかいたいとか、
下心があるわけではなく。
自分自身の中にある偏見除去のためにも。
そして。
いろいろな事情を抱えて
この職業を志す方は少なくないはず。
その一代表として。
こういう経緯があるからこそ
仕事をする上で陥りやすいこと。
ぶつかる壁。
これを読まれた後に
ワタシの仕事上のつぶやきを読まれると、
そんなものを感じていただけるかと。
自分自身。
そして、
一人でも多くの方の
ココロのバリアフリーのために、捧げます。
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Turning Point (1) - 一通の封筒 -
Turning Point (2) - 自責の念と心の糧 -
Turning Point (3) - 防衛機制 -
Turning Point (4) - 涙の理由 -
Turning Point (5) - 感謝の思い -
 
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2006.08.16

Turning Point (5) - 感謝の気持ち -

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断片的な情報が全て結びつく。
母が頭に怪我を負ったこと、
母が暴力を受けたことがあったという祖母の言葉。
ひとりぼっち。ある台所の光景。
とても優しく、よく一緒に遊んでくれた父。
よいイメージしか知らないワタシは
これまで何も知らずに、のうのうと育ってきた。
でも、入退院を繰り返し、働けなかった父。
母は代わりに昼間・夜働きながら、
いろいろことに耐えてきたのだ。
ワタシを育てようと必死だったに違いない。
結果的に父を見捨てる形になってしまったけれど、
そうならざるを得ない理由があった。
父の病名が明らかになったとき、
正直、ショックを受けたのは事実。
病気を偏見視していたことを身をもって感じた。
自分も発症するのでは?
子供に遺伝するのでは?
そんな不安もぬぐいきれていない。
でも、このことは逆に精神保健福祉に貢献したい
という気持ちを更に強めた。
当事者にはもちろん、家族にも辛い思いをしてもらいたくない。
ワタシ自身、ここまで流されるままにきて
自分に何ができるのか、日々、暗中模索している。
きっとこれは父の導きで、応援してくれているんだ。
そう、都合が良いように考え、
この気持ちを胸に、歩いている。
そして。
たまに振り返って、自ら思い出して。
これからも、歩いていく。
お父さんへ。
ワタシにはお父さんとの楽しい思い出がたくさん。
お父さんが病気だったことを卑屈に思ってはいません。
逆に誇りに思っています。
こうして私に素晴らしい機会を与えてくれたことに、
心から感謝します。
お父さん、本当にありがとう。


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2006.08.15

Turning Point (4) - 涙の理由 -

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短期バイトも終了し、
気持ちも一段落してきた、あくる日。
父が以前お世話になった病院で父についての話を聞くこと、
長い間会っていなかった親戚に会って詫びようと思い、
相方サンと共に父の実家のある田舎へ。
病院は快くお話を引き受けてくださった。
主治医は既に他界していらしたが、
父のことを知ってる現在の院長が話をしてくださった。
診察室に入り、父のうつ病のことについて尋ねると、
「それとはちょっと違う病気なんです」と。
静かに優しくオブラートに包んだよう。
気遣いが感じられ、そこに察するものがあった。
「統合失調症ですか?」とたずねる。
「そう、ですね」とのこたえ。
そのとたん、涙が溢れてきた。
この涙は失望の涙なのか、安堵からきたものなのか。
わからなかった。
父のことがあり、精神保健福祉に貢献したく思い、
病気についても少し勉強していたので
親戚に聞いた父の様子から予想はしていた、と伝えると
「そう、それはとてもいいことだね、がんばって」
先生は優しく穏やかに言った。
「お父さんは思いつめるタイプの人ではなかったから、
お父さんのことだけ思いつめず、自分の人生を大事に生きなさい」とも。
そして、最後に父のカルテにはってある
父の写真を見せてくださった。
ワタシの知る顔よりも少し頬がこけ、
老けてはいたけれど、
それは紛れもなく、あのお父さんだった。
結婚や出産をしたら、会いに行こうと思っていたのに。 
こんな形での再会になってしまうなんて。
診察室を出てからも涙が止まらなかった。
白い、きれいな待合室。
どのくらいだろう。
相方サンに寄り添われ、
人の目も気にせずしばらく泣いていた。
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To be continued.  >>>  Turning Point (5)

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2006.08.14

Turning Point (3) - 防衛機制 -

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何も進展しないまま、時だけが過ぎた。
時に蘇る記憶に支配されながら。
母に連れられて行った病院。
「お父さんとはもう会えない」そう言われ、
「どうして?どうして?!」とワンワン泣いた最後の面会。
父を苦しめたに違いない。
その後、父が一度だけ引越し先に会いに来た。
しかし、既に新しい生活が始まっていた。
後ろめたい思いから、避けるような態度を取ってしまった。
これが、本当の最後。
苦い思い出。
それから「父に会いたい」とは、一度も口にしなかった。
結婚や子供ができたら会いに行こうだなんて、
何も知らずに暢気に夢見ていた...
たった一言、「お父さんに会いたい」
そう言っていれば。
父を救うことができたのではという、自責の念。
どうすれば父に詫びることができのか?
いや。
どうしたらこの自責の念から逃れられるのか、
というのが正確かもしれない。
そんなとき、
ふと、精神保健福祉のことが頭をよぎる。
世の中には父以外にも
精神的な病気で苦しんでいる人がたくさんいる...
その方々に貢献できたら、
せめてもの罪滅ぼしになるのではないか。
自分の気持ちも癒されるのではないか。
そう、考えた。
”ある事柄に対し劣等感を持っている際、
他の事柄で優位に立ってその劣等感を補おうとする”
まさに心理学で言うところの防衛機制、”補償”。
人間、上手くできている。
ちょうどプログラマーの仕事に疑問を持っていたワタシが
転職を決めるまで時間は有さず、
精神保健福祉士を目指すこととなる。
退職後、社協の人材センターに通っていたあくる日、
社協の短期バイトに熱烈に勧誘された。
気が進まなかったものの、
”役に立つことがある”という文句に誘われ、
働くことに。
これが結果的に精神保健福祉への近道になるとは
このときは予想だにしなかった。
バイトに関わる周りの方々から情報・アドバイスをいただき、
ボランティアで現場も見ることができ、
やがて今の仕事を紹介してもらえる運びとなった。
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To be continued.  >>>  Turning Point (4)


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2006.08.13

Turning Point (2) - 自責の念と心の糧 -

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ある日詳しい父のことを聞くために、
長年会っていなかった東京の伯父に会いに行った。
父と母はワタシが小学2年生の頃離婚した、と思っていたが、
離婚を拒否する父に、母は離婚を要求し続け、
ワタシに会いたがっていた父を、母が阻止していた。
ワタシが知っていた頃の父とは想像もつかない程、
父は身も心もボロボロに、廃人と化していった。
次第に病状悪化した父を伯父が発見し、
父は病院に入院した、という話聞き、
とても辛かった。
そのときに介入してくれた伯父は
事業をしていたため手に負えなくなり、
田舎の伯父がいる実家へ父は帰ることとなった。
父をそこまで追い込んだ原因は、母と
会いに行こうともしなかった自分にある、
と自分たちを責めた。
そして。
自責の念は、今もなお、消えない。
でも、伯父はワタシや母のことを責めなかった。
ワタシが連絡してきたことを喜んでくれて。
父とよく似ていると言ってくれた。
ただ、
過去のことと割り切っているように見えた。
更に伯父は母は父の病気を知っていた上でなお。
周囲の反対を押し切り結婚したということも話してくれた。
父と母が純粋に愛し合った末に
ワタシが生まれたということは、大きな心の糧となった。


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To be continued.  >>>  Turning Point (3)


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2006.08.12

Turning Point (1) - 一通の封筒 -

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約4年前。

ある日届いた一通の封筒。
それは、田舎の家庭裁判所からだった。
瞬間的に父の関係だと察し、
嫌な予感がした。
そして、
その予感は、的中...
突然のことで頭が真っ白になる。
既に約十年近く経っている。
今、自分に何ができるのか、
どうにかできるのものなのか。
まったくわからなかった。
一向に答えは出ず、手当たり次第調べた。
その際、”精神保健”についても触れたものの、
必死だったので興味を持つ余裕なんて
まったくなかった。
この封筒がワタシのその先の人生を
大きく変えるものとなるとも
このときには思いもせずに必死にあがいていた。
一通の封筒の内容では詳しいことが
事情が全くわからなかった。
封筒を送ってくれた担当者に電話をすると、
概要は教えてくれたが、
詳しいことまではわからず。
親戚を尋ねに行こうと、心に決めた。

 
  
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To be continued.  >>>  Turning Point (2)


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